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【戦略的就活論】就活が6日で終わった話

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こんにちわ。ケンチェラーラです。いつも記事を読んで頂きありがとうございます。

大学四年の夏に差し迫り、台風のようにあっという間に人生一度の就活ライフが終了しました。今日は私が就活を通して感じたことや思ったことを総括します。ご興味ある方はぜひ最後まで一読下さい。

 

 就職先を考える

大学入学時から就職のことは考えていました。どこに就職したいではなく、何をしたいかを念頭に置きながら日々様々なことに取り組みました。結果として、私は地元の某企業に就職することにしました。志望動機はここで言及する必要もないかと思いますが「地元で生まれ地元で育ったので地域社会への貢献したい」というのが建前。本音は三つで「単純に楽しい」「業界・会社に適合している」「親しい人の側にいたい」というシンプルなものです。これに肉付けをして就活では業界を吟味しました。

単純に楽しいと思えるか

就活の面接のテンプレートのような文書になりますが、学生時代に自身が楽しいと思える分野を無我夢中に探しました。実際に手を動かして、頭を使って、やってみる。こうしないと私は自己が本当に楽しいと感じるものを身に染みて実感することができませんでした。例を出すなら、グルメ雑誌を眺めているだけでは本当にその店が美味しい店なのかは分かりません。自分の口で食べて初めて分かるものがあると思います。学生時代の月日はあっという間に流れていきましたが、あれやこれと手を出し、自分の頭で考えているうちに楽しいと思えるものが見つかりました。私の場合は金融です。金融が楽しいと思える理由は当記事では割愛しますが、大学三年の夏頃から薄々金融の世界でなら比較的ストレスレスの精神状態で仕事に取り組むことができるのではないかと考え始めました。無論、業界人の話を聞いたり、基本的な業界の資格(FP二級・三級 外務員一種 PBなど)、用語などは半年でほぼ習得しました。習得した理由は就活のためではなく、純粋に楽しかったからです。また大学一年生から投資の経験もあったので、業界の学習をしている最中も全く苦に感じなかった点も後述する業界に適しているに当てはまると感じました。現在では企業活動、個人資産、資金繰り、相続、事業承継など四六時中考えていてもまったくアナフィラキシーショックを起こさない脳構造になっています。まとめると、24時間打ち込んでも苦にならない分野を見つけることが大切なのではないかと考えました。これは人それぞれ違います。他人ではなく自分本位で考えればいいと思います。また、打席に立ってスイングした回数によっては惜しくも熱中できる分野を見つけられずに学生時代を終える人は多いと思います。そういった場合は違った動機で就職先を天秤にかけたり、動機の正当化といった手段で就活を乗り切ればいいと思います。しかし、とにかく何でもやってみることで、自分にとって楽しいと思える分野が見つかる可能性が大きくなると私は考えています。

業界・会社に適しているか

私は機械やITに近い分野を大学で専攻していますが、就職先は金融です。レアな存在と思われますが、現場では意外にも通例的な人材以外も求められている場合が多々あります。というのも、時代の変化の潮目に差し掛かり、企業としてもGAFAなどのクジラ企業に淘汰されていくことを避けるために、マルチな分野に精通している人材、異業種な人材なども必要としています。例を挙げると、食品会社にデータサイエンティストなどが挙げられます。まとめると、会社の中身は蓋を開けてみないと分からないということです。これを知るために会社説明会などが準備されているという認識でした。私は企業のIR情報や財務三表などにも一通り目を通していました。何故かというと人事部や会社HPといったモノの言葉は嘘をつきますが数字は嘘をつかないからです。このような手段を用いて、業界で求められている人材、次に一企業で求められている人材といった順に蓋の中身を吟味していきました。その際、あくまでもに会社に迎合するのではなく、会社が私に合致する企業を取捨選択しました。すると自己の性格、リクルート風に言うならば自己分析などを通して自ずと業界の適性と会社の適性が見えてきました。正直なところ適しているか否かなどというのは企業に入社して5年程度しないと分からないことだと思います。故に学生の身分では楽しいと思えること、これが業界に適しているに同値であると結論付けることができると今では考えています。

親しい人の側にいたい

私的な願望でしたが、家族、友人など自分が幼少期から心を通われている人が側にいてほしいというのが就職地を考える際の一つの判断材料でした。理由は三つあります。一つ目は、精神衛生的な余裕を獲得したいから。私は昔から不器用な性格でアスペルガー的な側面があります。目の前の一つのことに集中すると周りが見えなくなるのと、集中する際は他のことを何も考えたくないのです。例えば何かの学習をする際に「今晩何を食べに行こうかな。明日の予定は可愛い〇ちゃんと遊ぶんだったけ」などということを考えると本来学習しようと思っていたことをないがしろにしてしまうのです。本当に不器用な人間です。しかい、そういった風にノイズをシャットアウトして物事に打ち込むと比較的早く研鑽サイクルを回すことができると実感しています。つまり仕事以外の外部基盤が固い環境で仕事に熱中した方がパフォーマンスを向上することができると考えているからです。二つ目は、妥協と同意です。身内からは地元の残ってほしいとの要望をかなり強く聞いていました。多くの学生はやりたいことよりも、ヤりたいことを目的として「オラさ、東京いくべ」と言って就職を機に上京しますが、私は都会に出ていきたいという憧れは皆無であり、とにかく自分の予測軌道にあった仕事ができる場であれば田舎でも都会でも良いと思っています。某メガバンも考えていましたが、様々な因子と身内からの要望を天秤にかけ、都会に行く選択肢は抹消しました。そして考え方を変化させ、地元でできることで自分がしたいことを探すようにしました。ある種の正当化ですが、私には不満がないくらい正当化できているので問題なしです。三つめは、純粋に地元が好きだからです。外の世界を見ないと内の世界が分からないという言葉は耳に胼胝ができるほど聞きますが、無理をしてまで外の世界を見る必要はないと思います。外の世界はどこまでも拡張していますし、東京を見て、シンガポールを見て、ニューヨークを見てといった具合に過ごしていると人生終わってしまいます。私はそれよりも目の前にある愛着のあるモノ、地域、人を大切したいという大きな概念が頭の中にこびりついているので地元就職にしました。無論このような精神論的なことは就活では一切述べていません。

就活にかかった時間は6日

就活にかかった時間は準備、説明会、面接含めトータルで6日ほどです。私の場合少し特殊でエントリーした会社が2社だけでした。後になって最終面接で一緒になった人に「何社受けました?」と聞くと「10社です」という驚愕の返答が帰ってきて驚きました。単純に私の5倍の時間、つまり30日を就活に費やしているとういうことです。学生ライフの1ヶ月はかなり大きいものがあると思います。私がなぜ2社しか受けなかったのかを話したいと思います。理由は「考え抜き絞った」「圧倒的自信」「学生生活の充実」の三つです。

考え抜き絞った

大学1年生から3年かけて業界を熟考したため正直迷いは一切ありませんでした。志望する業界は金融一本でした。その業界のリスク、リワード、成長性なども書籍、データ、人の話などから真剣に研究していました。よく複数の業界を受ける人がいますが、自分は完全に一極に絞ることができていたのでその必要はありませんでした。やりたいことが決まっていない人は複数の業種を受けてご縁で入社し、その会社で精一杯頑張ってみて、やりがいややりたいことを見つけるのも一つの方法であると考えます。しかし、私の場合はとにかく考え抜くことで選択肢は必然的に絞られていきました。

圧倒的自信

私自身も自信過剰なことは理解した上ですが自信がモリモリ満ち溢れていました。投資でも慢心は命取りとなりますが、就活は投資ほどシビアな世界ではありません。就活で失うものはプライド、地位、時間くらいです。後述しますが、自分が誰で何をしたいかを正確に言葉で表すことができると緊張もしませんし、自然体で就活に挑むことができます。また一つ強く意識していたことがあります。企業側としてただの自信家は不要とみなすことが多いです。そこで実力を証明する武器が必要になってきます。この武器としてよく利用されるものは、インターンシップ、ボランティア、サークル活動、ゼミ、資格などが挙げられます。私は学生時代に何度か起業してボコボコに敗北した経験、金融業界に属して初期5年程度で取得する資格を全て取得、投資経験、無人島に行くなどの好奇心などをメイン武器として就活を進めていこうと考えました。これをきちんと頭の中で整理し多少肉付けをしてあげ、あとは会社のニーズを満たすよう話ができるように論理立てました。営業と似ている気がします。自分という商品を会社に売り込む。買ってもらうには相手が何を求めていて、その商品で相手の何を補うことができるかを明確に相手に伝える。この準備が一通り終わった段階で、自分の行きたい会社には流石に受かるだろうというある程度の根拠のある自信が芽生えていました。結果論に聞こえるかもしれませんが、自社の商品に自信もないにも関わらず、他人にその商品を売り込むのは詐欺に近い行為だと思います。自分に自信を持つ。大切なことです。そしてここまで考えると、後はなるようになるという保険思考も出てきました。受験と同じく、落ちる時は落ちるし、受かる時は受かる。ご縁の世界でもあるのが就活です。

学生生活の充実

学生生活は有限です。たった数年ですが、拘束のない数年は人生で限られています。仕事、家庭、社会の目、金銭、精神など様々な拘束具によって多くの人は年をとるにつれて拘束され、自由に考え、行動できなくなります。この貴重な時間をフル活用し、学習、経験、思考を存分に楽しみたかったため就活には多くの時間を割かないように意識していました。故に就活での効率性重視無駄の排他を徹底して行いました。私は就活という学生の集大成よりもその当時やろうと思っていたことを優先させていたというのが本音です。人それぞれ就活に対する重きは違うので、一概には言うことはできませんが、とにかく自分の中の優先順位は絶対でした。自分の優先順位に従順に従うことが、就活だけでなく人生全般でエッセンスであると信じています。

 

いざ就活

インターンシップ

まずは大学三年の冬に三社だけインターンシップへ行きました。長期でインターンシップをしたところで会社の黒い腹の中や核心は数カ月そこらじゃ分からないと考えていたので一日または数時間の超短期のインターンのみです。行ってみた感想は会社の雰囲気が漠然と分かった程度です。だいたいが会社事業のお話や業界がどのようなものであるかの説明程度でした。それよりも休み時間に人事の方に直接話を伺ったり、インターンシップに参加している学生とのコミュニケーションを通して相対自己評価ができる点、可愛い女の子の連絡先をゲットできる点がインターンのメリットであると感じました。

会社説明会と履歴書

会社説明会は実際に受ける会社二社のみ行きました(コロナでウェブ)。会社説明会は今後の流れや質疑応答程度で自分にとってプラスとなるイベントではありませんでしたが、行かないと面接に進むことができない場合が多いです。そして慣れないスーツに手を通し証明写真を撮影し、履歴書を書きました。嘘偽りなく頭の中の構想を書いただけでしたので、推敲は両親に一度目を通してもらった程度でした。敢えて意識したことを挙げるならば、相手受けのいい事は目に留まる表現突っ込まれても全て経験に基づくことなので無限に議論できる内容をシンプルに言い表した程度です。嘘はだめです。事実を淡々と言葉を考えながら書いていくだけです。表現が苦手な方や言葉に詰まる方は大学のカウンセラーなどに相談にのってもらうといいかもしれません。適性検査やSPIなどは正直簡単でした。

面接

面接は1次~4次までが2社なので計8回行いました。最初は人事部の方に志望動機、学生時代、業界についてなど30分程度のお話をしました。特に緊張することなく、聞かれたことを素直に答えるだけです。私が受けた会社は面接時間が指定できる面接もあったのでその際は最後の時間帯を選択しました。理由は、面接官の方と時間外にも長くお話しできることで親しくなれるメリットがあること、もう一つのメリットは人事の方は一日に数十人の人間を見ています。鬼の人事といえど人間ですので面接順序が最後の学生の方が印象に残りやすいと考えたからです。戦略通り、長い時は20分の面接が1時間程度まで長引く時もありました。最後の方は「彼女いるの?」などといった雑談が多かったです。面接は毎度違う人が担当してくれました。人事一人の独断で採用する訳にはいかないので仕方のない事です。仕事を本当に楽しそうにしている方、義務感でしている方、知識の塊の方、石頭の方などいろんな方がいましたが、柔軟に対応しました。石に対しては柔らかいスポンジで対応し知識に対しては知識で対応するよう心がけました。第一志望の企業からは一次面接の際に「ぜひ来てください」と口頭で言われたので二次以降は雑談が多めでした。また三次面接が終わった際に電話で内密に内々定を頂いたので、実質この段階で私の就活は終わりました。難しい専門用語や企業戦略なども多々聞かれましたが、業界の知識はかなりあったので難なく答えることができました。いよいよ最終面接。苦労のシワが額に刻まれている役員、専務クラスのおじいちゃんが三人くらい目の前にいました。3対1の面接もありましたが、圧迫と感じることはありませんでした。仮に圧迫されたら感情論ではなく論理武装して議論すればよいと比較的楽観視していました。唯一驚いたのは役員の方に「君、起業や自営業でやらないの?」とさらっと言われた時でした。この時、企業も一人一人の採用に対しある程度のコストや労力を導入し、真剣に人を見極めにきているのだと改めて実感しました。恐らく学生が思っている以上に企業は一人の人を就活において研究しているのだと思います。話が逸脱しましたが、まとめると、面接ではいつも通り、リラックスして、平常心あるのみだと思いました。結果無事受けた二社から内定を頂くことができました。

余談ですが、第一志望としていた会社の株式はある程度保有しており、決算短信などは日々見てました。

就活で大切だと感じたこと

全てにおいて自然体でいること取り繕わない嘘をつかない。誠心誠意勝負すればいいと思います。相手は人を見るプロです。付け焼き刃は通用しません。あとは戦略論、言葉、心情の読み取りなどができるとより希望した会社に入社できる確率が上がると思います。仮に自然体でないと、入社後に理想との乖離に苦労する気がします。後は人と比べず、自分がしたいことを探すことができるか。その労力も惜しむようであれば、それはただの怠惰です。必要な努力はしましょう。自分に見合った場所で精一杯頑張ることが最も素晴らしいことだと思います。あとは持論ですが、保守派よりも多少誇張した攻撃派の学生受けが会社にはいいような気がします。短い時間で自分について知ってもらうには自分から自分を紹介していく必要があります。就活は居酒屋さんでの長引く雑談ではないのです。上からになってしまいすいません。

就活に対する思考

就活は大事ですが、もっと大切なものは沢山あります。目先の宝石は錆びますし、減っていきます。自分が何をしたいか、何者になりたいか、誰を愛したいか、誰を守りたいか、何を得たいか、確固たる目的があればどこに就職しても関係なく幸せだと思います。時に困難が降りかかっても幸せであれば、その幸福が困難を乗り切る助け船になってくれる。まとめると、就活とは人生の岐路として自分の過去や未来について考え直すことができる一つの機会であると思いました。ある種の人生のターニングポイントになる人もいれば、通過儀礼にしかならない人もいると思います。生きるために就活をする、就職するために就活をするなど様々な考え方があるとは思いますが、その考えに基づいて就活を楽しむことができればよいのではないでしょうか。みんな違って、みんないい。これに尽きると思います。私は就活を通して何か変わったものはありませんでしたが、これまで通り自分の軸に基づいて仕事をしていければ良いと思っています。楽しみます。

長くなりました。最後まで読んで頂きありがとうございました。就活含め何か環境が変わる方がこの記事を読んで、少しでも元気になって頂ければ幸いです。

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