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ケンチェラーラです!
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2020年12月12日兵庫県播磨中央公園で開催された「播磨中央公園2時間エンデューロ」に参加してきました。
今回は強力な選手も多数出場していましたが、仲間のおかげで無事逃げに持ち込むことができました。
最後は自分の脚を活かした勝負をすることができ、結果は総合優勝でした。
レースの展開、戦略、有力選手の紹介、仕掛けるポイントなどを記事にまとめました。
是非最後までお付き合いください。
▶この記事をオススメしたい人
- 播磨中央公園で開催されるエンデューロにこれから出場する方
- 過去にレースに出場経験のある方
- コースの特徴・レースの展開を考えたい方
- 結果
- 播磨中央公園コース概要
- マークする必要がある選手
- レースの目標
- レース戦略
- チーム員出走者紹介
- 使用機材
- 播磨中央公園2時間エンデューロ
- 播磨中央公園エンデューロに参加した感想
- ライド情報
- 播磨中央公園2時間エンデューロリザルト
結果
総合優勝(52人中)
※チーム・オープン・ソロ・ジュニア・ウーマン全て込み
播磨中央公園コース概要
1周回3キロメートル、4分30秒~5分で一周回完了するコース。
今回は午後の部「反時計回り」。
スタートから「1分30秒くらいの登り」、少し下って、「1分くらいの登り」の二ヵ所の登りがあるというコースです。
コース途中に180度ターンカーブ、90度カーブがあります。
この二ヵ所は少しインターバルがかかるので位置取りを意識する必要があり。
登りが多いコースなので、騙しの効かない「脚力勝負」というコース印象でした。
ゴールは下りの先にあるので、アタックするならば二つ目の登りが最適。
マークする必要がある選手
- パックch(soleil de l'est)
- 中村選手(soleil de l'est)
- 山下選手(soleil de l'est)
- 掃本選手(soleil de l'est)
- 中村選手(MiNERVA-asahi)
- 鉄山選手(MiNERVA-asahi)
- 宇田選手(MiNERVA-asahi)
- 塚本選手(ZERO)
- 稲津選手(At Sky)
- 田中選手(At Sky)
- 武智選手
- 山本選手(six o'clock)
- VC福岡含める招待選手
皆さんお強いので、しっかり脳裏に名前を焼き付けておきましょう。
レースの目標
今回はゆるキャライダーズのチーム員である「k fukuda」との参戦。
二人での大会入賞経験は「2019年 富士スプリングエンデューロ」を最後にチームでのレース出場はありませんでした。
ゆるキャライダーズはその名の通り「ゆる~く まったり」がスローガンのため、これまで選手交代時にスムーズに交代できたことがありませんでした・・・。
今回は二人とも鈴鹿に向けてコンディションは良好なため、千切れる心配は無し。
懸念事項は一つだけ、「選手交代をちゃんとする!」。
今回は特に緊張もなく、フクチェとのドライブデートと思って兵庫県まで行ってきました。
レースは「楽しめたらええねん」という目標を掲げエントリーさせて頂きました。
レース戦略
今回はチーム出走ということで、脚質、出走する選手を把握してから戦略を練りました。
前半1時間は「k fukuda(フクチェ)」が担当。
登りが多いコースなので、集団の振り落としアタックに耐える。
そして交代アタックをしっかりとして、ケンチェとの交代する時に先頭集団より数十秒リードしておく。
後半1時間は「ケンチェラーラ.」が担当。
集団の場合は、登りで皆さんの脚を削る。
逃げの場合は、最後まで逃げ切るようにペース管理をしっかりと行う。
集団、逃げ、どちらにしても最後1分30秒を全開で踏む。
1分~2分は私のバトルフィールドなので、登りがある当コースでは逃げ切れるという見込みがありました。
作戦は以上、レースは何が起こるか分からないので、あとは各人臨機応変に対応します。
チーム員出走者紹介
- ケンチェラーラ.(ゆるキャライダーズ)
- フクチェ(ゆるキャライダーズ)
ゆるキャライダーズのレース部隊二人で挑みます!
使用機材
サイコンは今期のレースでは付けないと決めていたので、初志貫徹で完全感覚レースにしました。
バイクはノーマルバイク、ホイールはゾンダとシンプルな機材で挑みました。
メンテナンスはお世話になっているサイクルハウスミヤタ様にお願いしています。
- フレーム : GIANT TCR ADVANCED 1 KOM
- コンポーネント : SHIMANO ULTEGRA
- サドル : plologo kappa evo
- ホイール : Campagnolo zonda
- タイヤ : Continental GrandPrix 5000
- シューズ : Fizik infinite
- ウェア : SUNVOLT S-RIDE
- ヘルメット : ボントレガー
- サイコン : なし
まずは、動画でレースのダイジェストをご覧ください。
最後に表彰式の様子も紹介させて頂きます。
播磨中央公園2時間エンデューロ
三重県からは「朝明高校」の選手、ケンチェ、フクチェ程度の参加でした。
関西のレースということで、遠征時間がかかることもあり初出場の大会でした。
松阪市から会場までは高速で2時間30分。
「兵庫県 B級グルメ」と検索すると、大量に「カツ」と表示されたので、お昼は会場の近くでカツを頂きました。
これでレースも「勝つ」と祈願してペロリと平らげましたが、フクチェはお腹いっぱいで気持ち悪そうでした・・・。
レース会場には開始1時間前に到着。
「第六駐車場」で受け付けと記載されていましたが、想像以上に播磨中央公園が広くしばらく迷っていました。
気が付くとレース開始30分前になっており、ゼッケンをつけてすぐに試走開始。
フクチェと一緒にコースの特徴を把握しながら、戦略を練っていきます。
ひと昔前の私であれば、試走の時は皆さんすごく速そうなオーラを出しており、「全員強そう・・・。」思って萎縮していましたが、最近では、強い選手は走り方、ダンシング、ペダリング、体つきを見ればある程度分かるようになってきました。
今回はエアロ性能抜群の「ゆる~く まったり」と書かれたチームジャージ。
今年度モデルが左、旧モデルが右となっています。
このジャージのバックポケットには、可愛い動物が「ゆる~く まったり」と呟いてます。
このイラストを見れば、他選手にマークされることはないだろうという思惑の上での特注ジャージです。
「ゆる~く まったり」ぶち抜きます!
スタート~交代
先頭にはVC福岡などのプロ選手三名が招待選手として出走。
フクチェは細身ですが、練習やレース実績などを考慮しても集団から千切れる心配は一切なし。
ケンチェラーラは鼻くそをほじりながら、気楽に待機していました。
いつもより顔色が明るいフクチェ。
スタートから数周回で先頭集団は20名程度になります。
登りが多いコースなので、普段しっかりと練習している人のみが集団に残っている様子でした。
集団の先頭を牽く選手がいなかったそうで、フクチェが先頭で少し踏むと後ろと距離が開く状態が続いたそうです。
淡々とレースを消化していき、フクチェも楽勝な様子。
ゆるキャライダーズ以外のチームは三人組が多かったので、40分程度で交代される選手が多かったです。
我々は二人なので、フクチェに1時間30分先頭で耐えてもらって、残り30分でケンチェが全開で踏むといった作戦でもよかったですが、フクチェ、MiNERVA-asahiの選手と二人逃げの形となってしまったので、ケンチェもウォーミングアップを開始。
サンダルで近場の坂を数本、平坦を5分踏みました。
1時間が経過し、MiNERVA-asahiの選手がキツイとのことなので、フクチェと二人でピットインします。
計測チップを迅速に取り換えます。
5秒程度で取り換えが完了した時点で、ホッと一息。
これで今回の目標であった「選手交代をちゃんとする!」は無事完遂。
交代~ゴール
交代後すぐ、先頭バイクが見えなかったので、「先に先頭集団がいる!」と勘違いしてしまいました。
MiNERVA-asahiの選手を引き連れて、コースの登りをかなり強く踏んでしまい、「キツイです・・・。」と言われペースダウン。
登り切りで先頭バイクの方に「あなたたち先頭ですよ!」と教えてもらい一安心。
しかしフクチェと強調して逃げてくれたMiNERVA-asahiの方にダメージを与えてしまったのか、しばらくして千切れてしまいました。
後ろから、中村選手(soleil de l'est)、武智選手、山本 拓海(six o'clock)、他数名が追いかけてきたので2周目くらいで合流。
この時先頭集団とのタイム差は20秒程度。
確実に逃げ切りにするために、ここから30分程度は我慢の時間。
先頭時は強く長く牽く。
ローテーションには四名程度しか加わらず他はゴバンザメ状態。
サイコンを付けていないので、手元の時計を見ながら淡々と踏みます。
30分程度した所で先頭集団とのタイム差は2分程度まで拡大。
流石に逃げ切りを確信したので、「ムラなく淡々と踏んで、しっかりとローテーションしましょう」と皆さんにお声掛け。
逃げ集団にいるチームは「soleil de l'est」、「ゆるキャライダーズ」。
ソロは武智選手、山本 拓海(six o'clock)のみなので全員がこの声掛けに合意。
誰もアタックすることなく、淡々と周回を消化していきます。
しばらくして、中村選手(soleil de l'est)が山下選手(soleil de l'est)に交代するとのこと。
ケンチェの頭の中では、
- soleil de l'estの交代時に私がガッとペースを上げて追いつけないようにする
- 淡々と同じペースを刻んで脚を温存する
この二つの選択肢が浮かびました。
今回は「淡々と同じペースを刻んで脚を温存する」を選択。
ソロ選手が私の考えに賛同して脚を使う必要性はないですし、私自身も比較的余力があったので「合流されても何とかなるだろ」とかなり楽観的な理由。
しかし、この時、チーム出場の選手がもう一人いたら、間違いなくペースアップしていたと思います。
ということで山下選手(soleil de l'est)が逃げ集団に合流。
山下選手は何故か先頭を牽かず、ずっとしんどそうにしていたので、「本当に疲れているのか?演技かな?」と思い数周回放任していました。
しかし、周回を重ねていき、流石に私も痺れをきらせたので「周回遅れですか?」とオブラートに包んで声掛け。
本当に辛い可能性も考えられたので「しっかり前牽いて下さい!」とは言えませんでした。
ソロ選手二名と私の三名でローテーションをして、最終局面まで脚を温存してアタックするというのは流石に紳士協定違反。
ご勘弁下さい。
山下選手(soleil de l'est)がローテーションに加わるもゴールまで先頭を10秒程度しか牽かない・・・。
恐らく本当に辛かったのでしょう。
武智選手、山本 拓海(six o'clock)、私の三人で30秒~1分で淡々とローテーションしていきます。
周回遅れの方が後ろに多くなってきたので、「ゴールスプリントになった場合は割り込み禁止」と一応声掛け。
そこから10分は脚の温存に使いました。
最終周が近づくにつれ、私の頭の中で”勝負する所”と”そのポイントから逆算した位置取り”を考え始めました。
そして気が付くと最終周、「最後まで安全に行きましょう」と一声かけて少し踏んでいきます。
一つ目の登りは私先頭でクリア。
二つ目の登りでアタックしたかったので、一つ目の登りでは1分6倍くらいでジワジワと。
一つ目の登りが終了して、20秒程度の下りで一瞬後ろで休憩します。
もちろん、唯一の敵である山下選手(soleil de l'est)の後ろを陣取りました。
そして二つ目の登りに差し掛かり、ソロの選手がペースアップした瞬間にケンチェラーラ渾身のアンパンチ。
50秒程度10倍以上で踏んでいきます。
ソロの選手は見えなくなるくらい(ゴール後のリザルトによると9秒程度後ろ)千切りましたが、何と山下選手(soleil de l'est)が4メートルくらい後ろに!
「アンパンチが失敗に終わる!」と少し焦燥感に襲われ頭がフル回転。
コーナーがつまっていたので、山下選手(soleil de l'est)を待って「スプリントで勝負する」と即座に判断しました。
急斜面で合流し下りを快速で進み、二人とも脚を最後のスプリントに備えて休めます。
そして最後の90度カーブから一気にアウタートップで踏み切りました。
山下選手(soleil de l'est)は1300W出すそうですが、私のアンパンチは測定不能です!(パワメがないため)
無事捲くってゴール。
優勝!
播磨中央公園エンデューロに参加した感想
今回のレースでは、前もって考えていた作戦、アタックポイント、走り方などをそのままレースで展開することができました。
登りが多いコースで脚を使いましたが、ここ数カ月の間、しっかり「基礎と継続」を貫徹していたので、余力を持ってレースを自分のペースで運ぶことができました。
勝敗を左右したのは間違いなく、フクチェの先行リードのおかげです。
ありがとう。
播磨中央公園2時間エンデューロをもって、今年度はシーズンオフとします。
この3ヵ月の間、久しぶりに沢山のレースに出場させて頂きました。
その中で、駆け引きの方法、踏むポイント、仕掛ける箇所などなどを自分の頭で考え実験することができました。
いい感触で全レースを完走することができました。
コロナ下で大変な時期ではありますが、大会を開催して下さってありがとうございました。
また応援して下さった皆様、一緒にレースに出場した方々、本当に心から感謝申し上げます。
また来年「ゆる~く まったり」頑張ります!
ライド情報
- 距離 : 73km
- 獲得標高 : 1420m
- 平均速度 : 37.5km/h
- 移動時間 : 2h3m
- 開始 : 13:05
- 終了 : 15:10
- 会場 : 兵庫県播磨中央公園
最後まで読んで頂きありがとうございました!
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播磨中央公園2時間エンデューロリザルト
総合 リザルト
優勝 : ゆるキャライダーズ
二位 : soleil de l'est
三位 : 武智選手
四位 : 山本選手(six o'clock)
五位 : MiNERVA-asahi
チーム リザルト
優勝 : ゆるキャライダーズ
二位 : soleil de l'est
三位 : MiNERVA-asahi
四位 : KARASU(チーム優勝候補)
五位 : ゴリラ狂会
オープン ソロリザルト
優勝 : 武智 光
二位 : 山本 拓海(six o'clock)
三位 : 掃本 康平(soleil de l'est)
四位 : 稲津 裕哉(At Sky)
五位 : 原田 将人
マスター・ジュニア
■マスター50
優勝 : 竹内 ヤスシ(ZEONマットアングラー隊)
二位 : 衛藤 将之(ZERO)
三位 : 大園 司(Team THS)
■マスター40
優勝 : 石井 久雄(soleil de l'est)
二位 : 川畑 康武(companio kobe)
三位 : 宮本 隆司(Lontano宝塚)
■ジュニア
優勝 : 柚木 伸元(朝明高校)
二位 : 福家 拓(高松工業高校)
三位 : 石田 智大(堺市立堺高校)
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