自転車で遠くへ行きたい。
自転車乗りの常識は世間の常識とは外れている。
距離や場所の移動手段の常識を覆す自転車乗り特有の価値観がたまらなく好きだ。
己の精神、肉体と向き合い、ペダルを何万回も回し、目的地へと向かう。
この旅のスタイルは薬物のような中毒性がある。
ということで、今回もまた自転車旅をキメてきました。
スケールが大きいため、パット見たら太平洋→日本海の横断に見えます。
太平洋→日本海はかれこれ4回程度ライドしました。
しかし毎度違うルート、景色、食べ物が待っているコース。
太平洋側の空気と日本海側の空気は少し違うように感じるのは私だけだろうか。
2020年8月に越前ツアーへ行ってきました。
全行程は野宿3泊で600km走行。
日本海と白川郷を満喫。
今回はそんな越前ツアーのDAY1の軌跡です。
旅の準備は前日のうちに一通り済ませておく。
朝方にバタバタするのは疲れるし、何よりも気持ちよく出発したい。
パッキング、装備、持っていくものは厳選する。
”シンプルかつ快適に”を追求していくと必要なものが分かってくる。
今回の旅の装備こちら
【3泊4日 ロードバイクで旅する!装備や準備について詳しく紹介(補給・テント・サドルバック・洗濯など)】
ということで早朝の5:55に出発。
いつもと違う感覚のバイクに慣れるには時間がかかる。
しかし15分程度乗れば、自然と体が馴染んでくる。
通勤する社会人、散歩するお年寄りの方、いつもと変わらぬ風景がそこにはある。しかしいつもと異なる地へと足を運ぶ自分に対し、どこか特別感を感じながら、見慣れた地を足早に離れる。
R23号線中勢バイパスを直進。
旅の入り口から大雨というバットコンディション。
視界が悪いが、集中力を切らさないように気を引き締める。
旅の際、雨の中走る場合、普段と違う重量のバイクで走っていることを忘れてはいけないし、疲れたらすぐに休むことを肝に銘じる必要があると思う。間違いなく、身体の発熱量は高くなるし、消費カロリーも大きい。何よりも視界が悪いため、脳に伝達される視界情報が攪乱されるので、脳疲労が著しい。
中勢バイパス「道の駅 河芸」を左折し、R306号線へ出る。
出発2時間程度でようやく晴れ間が見えてきた。
旅の始まりだ。
今回の旅はfukudaと行く。
走力は私を優に上回っているので問題なし、何よりも自転車が大好きということから、無理やり今回の旅にお誘いした。
巷で流行りの井上亮選手のマグロジャージで登場。
途中由緒正しき福王神社に寄り道。
最初の休憩です。
濡れた靴下を交換します。
私は面倒くさいので、裸足でシューズを履きます。
その際、サドルバックの上で濡れた靴下を自然乾燥させます。
足裏のダシと雨水が混ざると排水口の匂い程度の騒ぎでは済みません。
右手には桑名市の外れにある養老山。
このコース森本誠さんがよく走られているコースです。
信号も少なく、非常に走りやすい道です。
補給触は炭水化物を中心にガッツリ食べます。
ポケットに入れておく行動食も忘れず買っておきます。
関ヶ原を超えて。
伊吹山に到着。
もちろん今回は登りません。
今は廃墟となったコンクリート工場。
過去の人々の営みを感じる建物と入道雲。
心が洗われます。
すでに130km走行。
順調なペースで長浜市街に出ました。
ランチはフクチェチョイスで高月町にあるお鍋を食べます。
味噌が染みる。
食堂の方は慢心の笑みで我々を迎え入れてくれました。
5分程度目を閉じます。
外は地獄の暑さ。夏旅では太陽が南中する時刻に休憩をとるなどの工夫が必要だと思いました。1時間程度仮眠をとる、ご飯を食べるなど、長い旅路のことを考えること。
ここから待ち受けるのは地獄とは知らずに...
琵琶湖横の余呉湖横を通って、R365 栃ノ木峠を登っていきます。
20km程度コンビニもなく、照りかざす太陽が我々の水分を奪っていきます。
気温は40℃に近く、アスファルトの耐熱が自転車を直撃。
熱中症でフラフラになりながらもfukudaの励ましを受けながら進みます。
頭から水を被り少し回復する私。
ようやく頂上。
県境です。
疲れのためか、デカいアリを見ながらヘラヘラしていました。
ここからは下り基調なので気持ちはやや気分は楽に。
越前氏、鯖江市を通過してR8号線に乗ります。
ここにきてようやく日本海側に来たと実感しました。
残された力を振り絞って、R8号線を疾走します。
ここで手の痺れを感じました。
やはり旅ではDHバーを付けるべきであると改めて感じました。
またリュックは絶対に背負わない!
自転車旅をリュックですると腰への負荷が計り知れません。
ということで越前ツアーDAY1目的地である坂井市に到着。
東尋坊までは10km程度の場所です。
越前と言えば、「ソースカツ丼」。
ということで有名なお店「ふくしん」にお邪魔しました。
喉から手が出そうな食欲を十分に満たしてくれました。
夜は旅の疲れを癒すために銭湯へ。
この時間が好き。
一日の振り返りと、この自転車を漕がなくてもいい時間。
水風呂と温水を交互に入り全身の疲労を一気に抜きます。
これで明日からも自転車に乗れます。
今回の宿は「道の駅 さかい」。
夜は恒例の晩酌。
旅の醍醐味は疲れた体にぶち込むアルコールに限ります。
おやすみなさい。
DAY2へ続く。
アルティメットツアー DAY1
— ケンチェラーラ. (@kencellara_) July 30, 2020
伊勢湾→日本海🌊
距離250km 獲得 1700m
今日は野宿で明日も頑張ります💪 pic.twitter.com/EEVZm2WFUc
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