提供 : アフロ
三重大学医学部で新型コロナウイルスのクラスターが発生しました。現在では7人の学生が感染しており、巷では「コロナ大学」と脚光を浴びています。私は現在、三重大学に在学する者であり、その影響は少なからず身に染みて感じているのでその胸中を少しだけ言葉にします。
事の経緯
三重県は8月5日に新たに24人が新型コロナウイルスに感染したことを発表。内7人は三重大学の医学部生。感染した学生は県内のボウリング場などで長時間過ごしたそうです。詳細は分かりませんが、デマが多いようです。
実際に何が起こったか?
大学で新型コロナウイルスのクラスターが発生し、多くの知人から「お前大丈夫?」「コロナ大学や」などの声が届きました。私は何とも感じませんが、学生の中には誹謗中傷に対して敏感な学徒も多々いると思います。周りの様子を見ていても、学生は以前と比べて消極的になったようにも感じますし、胸を張って学業、バイト、スポーツにも打ち込めなくなっているのは事実です。
Photo by 毎日新聞
またネット上では散々に叩かれていますが、生物学的感染リスクに対して、限定的に罵声を浴びせるのは意味が分かりません。当問題は該当する学生が危機管理を徹底しなかったために起きたことは否めません。しかし、いつどこでクラスターが発生するかは正直誰にも分からないのです。あれやこれやと限定的に他人を叩くのは愚の骨頂だと思います。
コロナに対して思うこと
どう行動するか?
感染者数は増加していますが、死亡者数を見ていると一日当たり死亡者1人程度とかなり人体に免疫が構築されてきたように考えます。恐らくPCR検査を行っていないだけで、多くの人が既に無症状感染しているのでしょう。今後はコロナが慢性化し、人間社会と共生した生活模式に変化していくと思います。ギリシャ危機、リーマンショック、世界恐慌、チャイナショックなどのイベント含め経済が不振になると人間感情は大きく揺らぎ、冷静に判断できなくなります。どれだけの賢者であっても感情で思考し、行動してしまいます。その結果、人を傷つけることも起きていると思います。社会の波は大きく、抗うことはできません。それでも、我々も一人一人が自分の頭で考え、行動するべきたと考えます。
学生に対して
三重大学だけではないですが、全国の大学生は現在、手持ち無沙汰なことだと思います。従来通りであれば、由比ヶ浜でナンパし、インスタ映えを狙って海外旅行を楽しんでいる時期だと思います。これまでできたことが当たり前にできなくなった現状で、自分が何をするかを時間をとって考えてみるといいと思います。ただスマホを見て一日を過ごす、不満ばかり漏らしているだけだは、貴重な学生生活の価値が下がってしまいます。将来について考える、学業に勤しむ、スポーツに打ち込む、新しいことに挑戦するなど、ある種の変革期であるとも捉えることができます。コロナ社会とのジレンマに苦しむこともあると思いますが、皆様が有意義に学生生活を楽しめることを祈っています。
やめて欲しいこと
私が発言した所で、海に豆粒を落とすような影響しかないですが、個人の特定、誹謗中傷等はやめましょう。限度を超えると示談金、法的処置もあります。コロナに感染した人、感染者に接触した人、間接接触した人は皆、日々頭を悩ませています。多くの人々の足元が揺らぐ渦中のため、不満、ストレスなどが溜まり発散したくなる気持ちも分かりますが、人を傷つけるのはよくありません。
オマケ
コロナで大変ですが、私はストレス発散に自転車に乗っています。先日も旅に行きましたが、基本的に野宿、都心部を避け山に行くなどと、楽しみ方次第では最高のストレス発散方法であると考えます。家に籠ってパソコンやSNSと睨めっこしていると精神的に参ると思うので、ぜひ少人数で楽しめる趣味などを突き詰めてみるもの一つの策だと思います。
以上、在学生より。
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