7.26 眠りのままに
4連休最終日。社会人にとって4連休はお釈迦様からのご褒美同然だが、我々学生からすれば三時のおやつ程度のご褒美だ。この感覚は社会に出ると同時に消失していくものである。今のうちに存分に味わっておくことにする。ということで今日は寝る。とにかく寝る。東山動物園のコアラが腰を抜かすくらい寝る。昨晩は23:45就寝。本日は10:00に起床。最近はある意味、相場も面白くないので、読書でもしようかと思ったがやる気にならず。母のかける掃除機が機械的に鳴り響いているだけの平和な午前。外は雨。室内は何となく薄暗く、ホラー映画のワンシーンに出てきそうな階段を尿をたすためだけに降りる。どこか心細いが私には最強の仲間が付いている。そう睡眠だ。眠たい時は誰しも精神的な脆弱性はなくなる。地獄の悪霊たちは我々のファイヤーウォールを粗探ししていること間違いなしである。昼ご飯は母の温かいお野菜。豆腐。そしてコロッケ。スーパーのコロッケはお店によってなぜここまで味が変わるものなのだろうか。衣を犬歯で切り裂き、甘いジャガイモを舌の上で転がす。ほら、眠たくなってきた。例の階段を駆け上がり、布団にダイブする。そのまま船は沈んでいった。再度船のエンジンが起動したのは17:00。夜は頑張ろう。
蚊も血が吸いたいねん
友人の一人に小学校から何があっても蚊を殺さないという変わった者がいる。つまり、蚊に自分の血を分け与えるということである。理由を聞くと「生き物だから」と言う。日本にいる蚊はアカイエカ、チカイエカ、ヒトスジシマカの三種類。中にはエイズウイルスなどの伝染病を血液媒介して運んでくる輩もいる。メスの蚊はお腹の卵のためにエネルギーを欲している。そして貧血になっている。女性も生理、出産の際はかなりのエネルギーを要すると思う。普通ならば蚊は血を吸わないが、出産期にのみ動物の高カロリーの血を求めてやってくる。寝ている際に耳元であの甲高い「プ~~ン」という音が聞こえてくると絶望の淵に落とされた気分になる。しかし蚊も必死に生きている。人間と共生するには多少我々の血を与えてあげるのも分からないこともない。気持ちはあるが、行動がそれに伴うとは限らない。そう、高校生の恋愛のように。
今日もまた殺生してしまった。ごめん!
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