自転車の重要パーツの1つであるブレーキ。ブレーキを正しくメンテナンスしないと事故を起こすこともあります。またホイールの劣化が早くなる場合もあるので、しっかりとメンテナンスしましょう。今回はブレーキシューの交換方法について1から分かり易く解説します。ぜひ、自分でメンテナンスできるようになりましょう。
ブレーキシューを交換するタイミング
リムブレーキの場合、リムとの摩擦によってブレーキシューは次第に擦り減っていきます。擦り減っていくと、ブレーキの制動力が落ちたり、ホイールのリムが傷んでしまいます。交換の目安は、一般に溝の深さが1㎜以下と言われていますが、ブレーキがかかりにくくなったと感じたらすぐに交換するようにしましょう。
雨の日などは特にブレーキシューの摩耗が激しいため、雨天ライドの後は必ずメンテナンスをするようにしましょう。また雨の日のライドが多い方は、少し値が張りますが、雨の日に強いブレーキシューを使ってみるのも良いでしょう。
【SWISS STOP アルミ・カーボンシュー】
SWISS STOP社の製品はウェットコンディションでの制動力が抜群です。雨の日のレースなどに使用するロードレーサーも多く見られます。
ブレーキシューを交換するのに必要なもの
準備する工具、パーツは以下の通りです。
・軍手
・ブレーキシュー
・アーレンキー
今回、準備したブレーキシューは、「シマノ ブレーキシューブロック R55C3」です。私はULTEGRA(アルテグラ)のブレーキを使っていますが、シマノ105、DURA-ACEなど、シマノ製品のものには互換性がある商品です。
こちらの商品を使ってみた感想は非常にしっかりたブレーキシューだと感じました。私はかなり荒い乗り方をするのですが、シューの消耗もかなり遅いように感じました。また、雨天時のライドでも比較的制動力は高いものであるようです。
ブレーキシューの台座が故障していない場合は、シューのみを交換すればいいです。仮に台座が壊れてしまっている場合は、台座とシューの2つを交換する必要があります。台座が壊れていないのに、台座も買ってしまうのはよくあることなので、注意しましょう。
ブレーキシューの交換手順
1.キャリパーブレーキを緩める
キャリパーブレーキを緩め、必ずワイヤーを緩めた状態にします。
2.ボルトを緩める
台座は外す必要がないので小さいボルトのみをアーレンキーを用いて取り外します。
3.ブレーキを外す
スライドするように車体後部に指で押し出します。
4.新品のシューに交換する
新しいシューを同様に押し入れます。最後にボルトをアーレンキーで締めれば作業は終了です。
交換後のメンテナンス
交換後はブレーキ幅が狭くなっている可能性があるので、ワイヤーを張りなおすなどのメンテナンスが必須です。ホイールをはめ込み、適性の幅に調整をしましょう。
交換すると気持ちがいいですね。これで安全に走れます。一回のメンテナンス時間は10分程度なのでぜひ自分でやってみましょう。
安全のため、気になる点があれば必ず自転車ショップに行きましょう。
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